ニュース和歌山 2005年5月21日一面より![]() --------------------------------------------------------- 20代から30代の若手経営者が集う起業家勉強会「ネクストステージ」が発足した。会社経営について、より焦点のあったノウハウを学び合う試みで、第一線の講師を招いての勉強会や、異業種交流会を軸に“実のある”運営を企画する。創立メンバーは「とかく形だけの起業セミナーが目立つなか、参加者が相互にコミュニケーションを図り、経営について必要なことをピンポイントで学び合える場を広げたい」と意気込んでいる。 --------------------------------------------------------- ネクストステージは、和歌山市のイタリア料理店シエスタを経営する有限会社ファーロ社長の山添利也さんを会長に、ポイントモーアウインドサーフィンスクール代表の吉川裕一さん、園芸茶房代表の石井勝久さん、人材派遣会社トリプル・ウイン代表の九鬼政人さん、ウェブ製作アークトラストの池田清吾さんらが立ち上げた。いずれも和歌山で事業を行う若い会社経営者たちだ。 結成に至ったのは行政機関などが実施する既存セミナーへの不満が大きい。九鬼さんは「形だけのことが多く、講師への質問がないし、参加者同士が交流しようとしない」と指摘。「若い世代はこれまでとは違う経営環境にいるのに、結論が『頑張ればなんとかなる』というセミナーもまだあり、時代に合った話が聞けない。ならば実際の経営に生かせることをピンポイントで学べる場を自分たちで作ろうと思った」。石井さんは「既存のセミナーでは全国一律の話が多い。和歌山の地域性に応じた話は聞けない。一般情報にない、本当の使える情報を交換できる場をつくる必要を感じた」。 会への参加は40歳までが対象だが、自称“若手”や起業を考えている人でも参加できる。月1回定例の勉強会を開くが、異業種交流会への参加が条件で重要視している。同業者同士だと「儲けのポイント」は明かせないが、異業種であれば語り合えヒントになることが多い。経営者同士がサロン的な場を持ち、普段からコミュニケーションを保ち経営改善につなげてもらう考えだ。 3年でシエスタを人気店に育てた山添会長はかつて船井総合研究所でコンサルタントを務め、経営を教える立場だった。だが、「自分も経営者仲間とのかかわりで目を開かれた面がある。それに他の人が直面している課題を既に自分が解決していてアドバイスできることもある。経営者は孤独になりがちだが、会を通じ悩みを解消して欲しい」と望んでいる。 また、会としては経営を良くしてもらうことで和歌山を変えたいとの展望を持つ。九鬼さんは「経営者が経営を良く保てば従業員の家庭を経済的に安定できるように、経営者がいいマインドを持てば家庭がよくなり、和歌山が良くなる」。石井さんも「経営者には社会的責任がある。若手が元気になって和歌山の将来を考えてゆきたい」と力を込めている。 第1回のセミナーは5月19日にアートキューブで開催。山添会長が自らの経験を話した。第2回は5月28日(土)午後6時から和歌山市手平のビッグ愛で、アマゾンドットコム立ち上げに参画し、数々のベストセラーを仕掛けるエリエスコンサルティングブックスの土井英司さんが「出版してメジャーになろう」と題し講演。その後に交流会を開く。今回に限り、本紙読者は参加無料。 問い合わせはネクストステージ(073・464・4580)。 (写真=会を立ち上げた山添会長(前列左)ら若手起業家) BACK |